SURLY取り扱いスタート!!簡単説明!
投稿日:2018年03月23日
投稿者:いね
お待たせしました。3年後しの思いがようやく成就。ついにSURLYの取り扱い開始です。パーツ・補修品ではご対応できていいたのですが、ついに完成車も!当店の客層か、本当にSURLY製品の問い合わせがおおく、その都度他店を紹介するというホゾを噛む思いをしてきたわけですが、ようやく胸を張ってご案内できる、なんたる幸せか。
お客さんと話をしててこの方にはクロスチェック、この女の子にはロングホールトラッカーとなら最高にシンクロするのにな−ーというシチュエーションは実際何度かありました。薦めてたくても薦めれない。そのジレンマからようやく解放されるわけです。
SURLYというメーカーについて一言でいうなら「自由」でしょう。アイコン的なマシンであるクロスチェックを例にとってみると分かりやすくて、リヤエンド幅。普通はロードバイク130mm、MTB135mという両者ではまったく互換性のない規格が採用されているのですが、クロスチェックは間の132.5mm。これよってどちらのホイールもセット可能に。これはユーザーに自由なカスタムを楽しんでもらうための配慮で、細いタイヤも太いタイヤも履けるようにフレームのクリアランスも広めに取られています。グラベルの先駆けともいえるかもしれませんね。装備できるホイールの幅=タイヤ幅の自由度が広がれば自ずと、アッセンブルするハンドルも変わってきます。
実際発売当初の完成車はドロップハンドルでしたが、カスタムしてフラットバーやかもめハンドルをつけて、安定感や実用性に振っている方も大勢いらっしゃる。さらにダボもふんだんに取られておりカゴやキャリアや泥除けなどのオプションパーツも多数取付可能。この拡張の自由さもSURLYの魅力。
ファットバイクを一般流通させたのもSURLYです。雪道ならタイヤが太い方が走りやすいやんけ、なら5インチのタイヤがあってもいいんでない?で、実際に製品化してしまう。こういったバイアスにとらわれないのが彼ら米国人の強み。われわれにはできない発想ですね。この辺にも自由で合理的な精神が滲み出ています。
あと一つ「頑丈」さもSURLYのトレードマーク。全てのモデルにクロモリを採用していて、頑丈性・補修性に長けています。古今東西クロモリを採用しているマシンはいっぱいありますが、車と正面衝突したのにフォークが無事だったとかいう話をきくとSURLYのマシンはやはり特別なのでしょう。その丈夫さ故に世界を股にかける自転車旅行者から広く支持されていて、名機ロングホールトラッカーが越えた国境は数知れず。こうやってキーボードをタイプしている間も旅道具ぱんぱんのサイドバッグを載せて世界の辺境を走り回っていることでしょう。
では、SURLYの定番マシンを見ていきましょう。
Steamroller
シングルスピード(変速レス)マシン。
変速機がある時代になぜ一糸まとわぬシングルのか。さらに言うと無線シフト操作や電動アシストなどテクノロジーとの親和性を俄然高めてこうという時代にシングルを使う意味なのだとあるのだろうか。
あります。
安い、軽い、シンプル(かっこいい)、トラブルレス、ダイレクト感、カスタム力アップ、メンテナンス性。
そして、粋(=漢)。
坂が少ないとか使うシチュエーションさえマッチしていれば、シングルスピードは実に合理的な選択なのです。でもなかなか割り切れるものではないですよね。大抵の方はもしかしたらあれもするかも、これもするかも、と妄想を広げたくなるものです。それもこんな陽気な春となれば。でもそれは独り身なのにステップワゴンを買って持て余す様なものです。しっかり利用シーンを明確にしていきましょう。
それでも迷いが生じた時は、この言葉を思い出して下さい。
シングルスピード=漢にコミットする自転車。
なんかSteamrollerの説明といよりは、シングルスピードの説明になってしまいましたが、でもまあそういうことです。
CROSS CHECK FLATBAR
もともとドロップハンドルを搭載したモデルでツーリングに、通勤に、ショッピングに、世界旅行にとその活躍の場を選ばないその汎用性の高さからSURLYを代表する世界的名車だったわけですが、昨年度からフラットバーモデルも登場。キャリア標準装備に安定感のあるハンドルで実用性ち使い勝手がグンとアップ。そのまま乗ってもマルチに使える素晴らしい自転車。でもシングルにカスタムしたりハンドル変えたり前カゴつけたり太タイヤ履けたりと拡張性の高さが魅力でフレームセットで買ってゴニョゴニョできる懐の深さもこいつならでは。もちろん私もゴニョゴニョしたくちです。クロモリフレームなので快適・丈夫なのもアドバンテージ。
さあ、あなたたらどう料理する?
LONG HAUL TRACKER
世界をフィールドに活躍する超々タフネスマシンと言えばこのロングホールを差し置いて他にないでしょう。フレームはクロモリで町工場で修理できるし、必要充分なダボ穴もあって、泥除けやキャリアの装着も可能。長めに取られたホイールベースで安定したハンドリングと大量の荷物を積んでも安心して走れる優れた直進安定性。まさにワールドツーリングを指標として作られたかのような自転車です。
実際に日本では街乗り車として、特に女性から人気のこのマシン。アップライトな姿勢でドロップハンドル特有の前傾姿勢も苦にならず、女性サイズの場合26インチの太タイヤで乗り降りもラクチンな上に、乗り心地も上質。その頑丈さから末永く相棒として活躍してくれること請け合いです。
これはお客様のカスタムサンプル。
あくまでも一例。SURLYのオーナーはどこかしらゴニョゴニョしている方がほとんどで、ネットに沢山のカスタム例が乗っているので一度見てみてはいかがでしょう。それを参考に自分の個性をマシンに注入してみて下さい。もっと自転車が楽しくなるはずですよ。