自転車業界のユニクロ?庶民派ブランド「TNI」の魅力アイテム
投稿日:2017年03月8日
投稿者:いね
財布に優しく、それでいて品質も悪くない、ということで多くの方から支持されているユニクロ。このようなブランドがあるおかげで、抑えるところは抑えて自転車やらゲームやら音楽やら趣味の世界にお金を注げるってんで大変重宝しております。もちろん自転車業界にもユニクロ的な立ち位置のメーカーさんがいくつかあって、今回ご紹介するのは私めがもっとも懇意にしている「TNI」。まわりから信者と揶揄されるくらいお世話になっておりまして、マイバイクにももちろんこのブランドのパーツがいくつかインストールされています。
このブランドはラインアップが多岐にわたるのが特長。パーツはもちろん、フレームやホイールまで。和食・洋食・中華料理、大抵のメニューなら作ってくれる大衆食堂が如く守備範囲がひろいんです。そしてニッチなアイテムも作っている、それでて安い、といのがが支持される理由でしょうか。今回はおすすめのアイテムいくつかピックアップしてみますよ。
定番CO2ボンベセット
¥1500(税別)
赤いスポンジカバーが目印のボンベセット。遠出する時の必携品。私もサドルバッグにいつも忍ばせています。さっき気づいたのですがAmazonでもレビュー200 件以上ついていて★4.5の間違いない一品です。失敗の少ないスクリュータイプがおすすめです。
他製品と比べた場合にもTNI製はやっぱり安いんです。しかもボンベは消耗品だからランニングコストも頭にチラつく。質も良いが値段は高いアイテムAと質はそこそこ良く、値段は安いアイテムB。消耗品てことを考えると後者を選んじゃいますよね。もちろんボンベ単体でも販売もしております。
こんな拡張品もあります。これはボトルケージに固定するタイプのボンベホルダー。無くてもいいがあると便利系なアイテムです。
SUPER-MICRO PUMP(スーパーマイクロ・ポンプ)
¥2700(税別)
空気関連でもう一つ。こちらは携帯用空気入れ、しかもアルミ削り出しで惚れ惚れするような美しさを漂わせております。8bar(120psi)まで対応。
2段に伸びるロングシリンダーが搭載されいてるので、軽いタッチでポンピングすることができます。使い勝手はホース式のものと比べると多少は劣っていまいますが、それを補って余りあるコンパクトと美しさ。ぜひぜひこいつ装着してボトルケージ付近をドレスアップしてみては?ふむふむ、こやつもAmazonで高評価なんですねえ。
スペック
仏式バルブ対応。バルブロック機能。
全長:140mm(ピストンを伸ばした最大全長:270mm)
重量:80g
重量9gボトルケージ
¥4800(税別)
グラム一桁ボトルケージ。もちろん素材はカーボン。画像をみてもお分かりの通り、怖いくらい線が細いです。9gという軽さは危うさと隣り合わせで成立しているってことですな。
耐久性よりも軽量重視な方にはもちろんオススメ。一般的な使いかたとしてはヒルクライムレースなどの本番専用ボトルケージとして使い分けるのがいいかもしれません。自分用のを一つ頼んであるので、常用できるレベルのものかこれからチェックしていこうと思います。
何回も使えるエンドキャップ
¥480(税別)
エンドキャップに革命を起こした一品。
通常インナーワイヤーのエンドキャップーはラジオペンチなどでカシメて固定するため、使い切りというのが常識でしたが、それを覆したエンドキャップです。
このTNIのキャップはネジでワイヤーを抑えるため、再利用可能というわけ。また、従来のエンドキャップではありがちだったワイヤー先端のほつれも起こりづらい構造。これは嬉しいポイントです。
普通のエンドキャップに比べると割高ですが、何回も使えると思えば安いかも!なアイテムです。カラーも豊富。ブレーキ用・シフター用あります。
軽量クイックレバーでお手軽ダイエット
Shaved クイックレバー (ロード)
¥3800(税別)
ホイールやタイヤ、サドル・ペダルなど手当たり次第軽量化してみたけど他に(自分でできる範囲で)軽くできるパーツないかしら?とお探しの方、クイックレバーは交換されましたか?
こちらはレバーはアルミでシャフトがチタン製。で重量は前後で45g。シマノのクイックレバーが大体120g前後なので、これだけで80gもダイエット可能。
もちろん固定力はシマノやカンパのそれと比べると間違いなく落ちます。ですが、私が使用した経験上ホイールがずれるとか脱輪するとかといったことはありません。トレイルなど強めの衝撃が加わるシーンでは控えた方がいいかと思いますが、普通に舗装路で使う分にはまったく問題ない固定力。ぜひぜひお試しください。
手組みユーザーの味方
エボリューションライトハブ
安い、軽い、走る。そんな三拍子ホイールを組もうといろいろ調べた人が大体が行き着く鉄板のハブ。
もともと軽いハブだったのに、フランジに肉抜き加工がほどこされ更に軽くなっています。回転も非常にスムーズ。リアはハイローフランジを採用しています。左右のスポークテンション差をできるだけ近づけて、剛性を上げようという設計です。
フロント: 約60g 税別価格:7,000円
リア: 約228g 税別価格:13,000円
ディスク用もあります。ちなみにハイローフランジを突き詰めるとこんな尖ったデザインになります。
これはTNIのスターハブ。なかなかの変態仕様のハブ、こういうの見るとゾクッとしますねえ。そして
ケイデンスマグネット
¥920(税別)
無くてもいいけどあったら便利系アイテム。
みなさんケイデンス用マグネットどうやって固定しました?大体のかたはクランクにタイラップという方がほとんどだと思います。TNIのケイデンスマグネットはそんな面倒な手間が一切必要ないんです。
というのもペダルの軸穴にマグネットで貼り付けるだけなんですから。工具もニッパーも必要ありません。軸穴に接近させればパチっとはまってくれて、これが首筋を下からフッとなで上げられるようなゾクッとする変な気持ち良さなのでございます。
TNi クランクマグネット 920円(税抜)
サイズ:
6ミリ六角用6ミリ
6ミリ六角用10ミリ
6ミリ六角用14ミリ
8ミリ六角用6ミリ
8ミリ六角用10ミリ
8ミリ六角用14ミリ
さいごに
今回ご紹介したのはパーツ類でしたがフレームも作っているのがTNIのオモシロイところ。低価格・本価格派アルミフレームとして愛されていている「7005MKⅡ」や2014年にリリースされたカーボンの「podiumポディウム」なんか質実剛健で値段もこなれているので、自転車に費やせるお金が限られている学生さんなんかにとてもオススメ。ちなみにpodium私も使ってますがコストパフォーマンスが素晴らしいフレームです。