サドルバッグ選びに疲れた人へ。サイズ感が丁度よくカジュアルなUT LOADERはいかが?
投稿日:2016年11月14日
投稿者:いね
【追記】
製品アップデートに伴い、¥4320(税込)に変更になりました。外観変更とサドルレールへの固定力がましております。詳しくは製品ページをご確認ください。
http://store.grins-bikes.com/?pid=109473139
練習用はコンパクトなもの、ロングライドの時は比較的容量の大きいタイプを使って、バイクパッキングは大型のサドルバッグと使い分けるのがベストだと思います。私もそのようにしています。でも全部揃えようと思うとそこそこお金もかかるし、都度変える手もかかっちゃいますよね。
となれば、一つのサドルバッグですべてを完結させようと思うのが健全な人間の思考回路なわけですが、そんな都合のいいサドルバッグというのは簡単に見つかるほど甘くは無い・・・と思っていたら、入荷してきちゃいました。サイズ感もちょうど良く、しかも値段もわりあいお手頃で、見た目も良くてカラーも豊富なサドルバッグ。それがRALの「UT LAODER」。容量は1.36L。
バイクパッキングに使うには容量的に無理がありますが、一般的なサドルバッグのサイズがおおよそ
S→0.3L
M→0.5L
L→1L
XL→1.5L
ぐらいに切り分けされているので、UT LOADERはカタログ値からするとLとXLの中間くらい。後述しますが、ロールトップでサイズが可変できることを考慮するともう少し範囲は広くなると思います。
外観はこんな感じ。スタンダードに横長タイプ。そしてシートポストとサドルレールにベルトを通す至極一般的な固定方法です。
外側の生地はコーデュラナイロンを使用。触った感じでもかなりしっかりした印象。ちょっとやそっとじゃ破れない、そんな安心感があります。特徴的なのはその中にドライバッグが内包されているという二重構造。ですので防水能力も信頼できますし、インナーの方は摩耗性の高いナイロン生地を採用しているので、引き裂きへの耐性も高いです。
黒いドライバッグの前半分が、外殻バッグの中に埋まっていて、後ろ半分が外に拡張できるという画期的な構造。
なによりもロールトップ開閉なのがこのサドルバッグの最大の強み。大型サドルバックではメジャーなこの開閉方式ですが、このサイズではほとんと無いですよね。
内容物が少ない時はロールを巻いてコンパクトにすることもできるし、ギリギリまで張ればそれなりの量にも対応できます。それから入り口が広いのでウインドブレーカーとか財布とか嵩張るようなアイテムでもぽいっと簡単に放り込めます。
これはシッパータイプにはできないロールトップならではの芸当ですね。
肝心のサイズ感。実際どれくらいのものが入るのでしょうか。カタログ値は18 x 10 x 7cmで1,36Lと表記されています。
スペアチューブ、タイヤレバー、携帯工具、CO2ボンベ2本などのエマージェンシーキットはもちろん全て入ります。さらにスマートフォン、アイコスや普段使いの厚めのお財布も入っちゃいました。実際入れて装着するとこんな感じ。
参考までに私がいつもロードバイクで使っているサドルバッグ、0.3Lで以下のモノが入ります。
カラーは全部で5種類。ブラック、オリーブ、レッド、ネイビー、ブラウン。どのカラーも共通でインナーのドライバッグは黒。また、インナー後方には反射材もプリセット。
MADE IN USA
製造国を気にする人はけっこう多いんじゃないでしょうか。このUT LOADAERは「MADE IN USA」のタグが誇らしげに輝いています。この価格帯のサドルバッグは中国製やアジア製が多いので、USAというのはかなりマイノリティー。あくまでも個人的な印象ですけど、品質的にはアジアよりアメリカのがいいんじゃないかと思う人はわりあい多いと思います。僕もそうですし。¥3880(税込み)でUSAの風を感じることができると考えれば、結構お得かも。
さいごにRALについて
RALというブランドを初めて聞いたという方のために。愛知県のcirclesサークルズという自転車店のオリジナルプロダクト。遊びに貪欲なスタッフの「こういうのあったらいいな」を形にしています。キャンプライドで便利なパニアバッグやフレームバッグ、普段使いにフォーカスしたビジネスバッグやアクセサリバッグなどなど。他にもアパレルやマグカップなどの雑貨も展開しています。立ち上げて2年と間もないですが、ラインアップはどんどん拡大中。
同じ日本人が日本のフィールドでの使用を想定して作ったアイテムですから、親和性は高くて、使い勝手は抜群。これからどんな展開を見せてくれるのか楽しみです。