大人のクイックレバー講座
投稿日:2015年08月24日
投稿者:いね
子供の時は知らなくてもよかった。でも大人になったら知っておかねばならないもの。冠婚葬祭やテーブルマナー。政治の情勢や世界の動き、明日の天気もそうかもしれません。知らなくても死にはしないけど、恥ずかしい思いはしてしまう。自転車にもあるんです、必須じゃないですが、知っておいて欲しい知識というものが。今回はクイックレバーにまつわるそんな大人の常識をご紹介します。
クイックレバーの向き
初級編です。街中を走っていて、残念に思うことの一つ。それは、クイックレバーの向きが間違っている方が存外多いということです。これは見た目の問題だけではないのです。安全性を考慮した上で、正しいとされている向きがあるのです。もし、間違っている方がいれば、すぐに修正できますのでちゃちゃっと直しちゃって下さいね。前後ともに「自転車の内側を向くように」と覚えとけば忘れないと思いますよ。因みに、前方(もしく後方)から障害物が当たってレバーが開かないようにするために内側向きが定石となっているんです。
クイックレバーの締め付け
緩くても、硬くてもダメなんです。適度な強さで締め付けてあげることが大事。上の写真のように「90度で抵抗を感じるくらい」がベストな締め付け具合です。修理受けしてると、緩く締め付けられてる方多いように感じます。ここが緩いと車輪が外れてしまう恐れがあるので、定期的に締め付け具合をチェックしてくださいね。
たけのこバネ
ツル巻きスプリング(バネ)ともいいます。クイックレバーの両端についているバネといったらお分かりになる方も多いんじゃないでしょうか。私が初めて自転車を購入した時は、何のためについてるか分からず、「とりあえずよく分からないけど、なくしたらヤバそう」という浅い認識しか持っておりませんでした。実際は無くしても走行に支障はないんですが。このバネは、タイヤを嵌めやすくする為の部品です。このバネがあることで、シャフトの左右に等間隔の隙間ができます。その隙間に(前輪なら)フォークを落とすだけで、簡単に装着できるようになっているんですね。あれば便利ですけど、無くても問題はない、というもの。小さい部品ですので、無くされる方も結構おおいです。因みに、このバネだけ補修パーツとして取り寄せることも可能です。
スマートなクイックレバーの回し方
超絶簡単にクイックレバーを締める方法をご紹介します。片方の手でナット(キャップ)を押さえて、もう片方の手でレバー部分に人差し指を引っかけてクルクル回すだけ。簡単ですよね!。今までナット側を回してかた、今日からはこのスマートなやり方を実践してみて下さい。時間も短縮できますし、なによりも後ろから見てる人に「こやつ、できる!!」と思わせることができますよ。一度、お試しあれ!