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GRINSからのご提案

人と違う自転車が欲しい、そんな方にシングルスピード。

投稿日:2016年02月9日

投稿者:いね

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ただいまネットショップ鋭意作成中のいねでございます。春までには公開できるとは思いますのでみなさんお楽しみに!その間ブログの更新頻度だだ落ちになると思いますが、ご容赦下さいm(_ _)m。

シングルスピードとは、変速のない自転車のことを指しますが、固定ギアとは別物です。固定ギアはペダル逆回転すると後方に進むやつです。競輪で使用されてますね。反対にシングルスピードは空転します。変速なしのママチャリを思い浮かべて下さい。今回はそんなシングルスピードにまつわるお話です。
変速機付きの自転車にしか乗ったことのない方は「時代錯誤も甚だしい」と思われるかもしれません。確かにデメリット多いです。ですがシングルスピードにしかないメリットもあって、それがオーナーにとって何にも代え難い魅力になってるからこそ、ギア多段化時代でも一定数の愛好者(それも激烈な)が存在しているのです。

メカドラブルが少ない

そもそもシングルは変速機がついてませんから、メカトラブルが少ないというのは大きなメリットではないでしょうか。新品の時は完璧に調整された自転車でもしばらく乗っているとブレーキやシフトのワイヤーって伸びてしまいます。これは宿命です。そうするとシフトワイヤーの場合、変速の切り替えがモタツイたり最悪切り替えができなくなってしまいますよね。当然ながらリアディレイラーもついてませんので、位置ずれによる変速不良も発生しえません。自分で調整できる人はいいんですが、走行に支障が出ない場合は、そのまま放置されてる方も割りといると思います。変速不良や音鳴りなどは自転車へのモチベーションや愛着を地味にしかも確実に削いでいきます。こういったトラブルがほとんどない点もポイントですので、メンテナンスを放置して一台目のクロスバイクを潰してしまったという、ちょっと面倒くさがりな方の2台目としてもいいかもしれません。

シンプルイズビューティー

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不要なものをそぎ落としたシンプルの外観。比べてみてください。上の写真がシングル、下がクロスバイクです。シフト系がないだけでこんなにもスマートに見えるものなんです。クロスバイクは少しごちゃごちゃして見えます。

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singlespeed_3横から。上がシングル、下がMTB。
リアのハブ周りもリアディレイラーがないだけでこんなにもすっきり見えるんですね。自転車ではないですけど、APPLE製品と似通ってるところがあると思います。iphoneとかMacbookとか機能美ということで余計な装飾を取り払って、シンプルで流行にとらわれない美しさというものがあります。そういう工業製品って長く使っていても飽きがこないし、例え他に使っている人がいても愛着って湧いてくるものです。シングルスピードもそういう機能美とは少し違うかもしれないですけど、どんな時代にも映える普遍的な格好よさというものが備わっていますよね。
どうでもいいですが、自転車自体はシンプルなんですけど、乗っている人は個性的でインパクトの強い人が多いのもシングルならではの特徴かもしれませんねw

拡張性の高さ

カスタムしやすいというのも評価できる点だと思いますよ。変速機付き自転車のカスタムする際についてまわる互換性の問題から開放されるということです。通常であればフラットバー→ドロップハンドルの変更ってけっこう大掛かりな作業になるんです。変速数や古い規格のを仕様している場合は更にやっかいです。リアディレイラーからSTIレバーから、時にはクランクまでパーツごとの互換性を考慮しつつ選定しなければいけません。ドロップハンドル化だとロードバイクのパーツを使うことになりますので、金額もそれなりにします。フラットからドロップにしたいというカスタムの相談を受けることは結構多いのですが、予想以上にかかる費用に断念される方も多いです。「ちょっと気分転換に」という金額ではないんですね。
シングルの場合は、変えるパーツも少なく費用も抑えられるので、「フラット飽きたし今年はドロップハンドルでいこうかな」というカスタムが気軽にできる、これは大きなポイントです。
それにもともとシンプルが特徴で、メーカー側でも過度な味付けをしてないプレーンな車体がほとんどです。自分好みのテイストに自由にカスタムしていける、といのもシングルが長く愛されている理由の一つです。
因みに、エンド幅にもよりますが内装ハブを使用すればシングルスピードを多段化することもできますよ。ぜひご相談下さい。

軽量で安価、ダイレクトな漕ぎ心地。

変速機がないということは、すなわち軽いということです。一般的に自転車は軽ければ軽いほどいいとされていますので、軽いに越したことはないのです。また、変速周りのコストも省かれてので値段も低めに設定されているのが特徴です。
もうひとつシングルの特徴としては、自転車との一体感が挙げられます。ディレイラーを経由してないですし、チェーンも短くなりますので、駆動ロスが少ないんですね。ペダルを踏み込んだ分だけ推進力に変わるイメージで、ダイレクト感を持ちつつペダルを回すことが出来ます。

街乗りでクロスバイクはオーバースペック!?

現在販売されているクロスバイクの大半はフロントトリプルが多いです。街乗りオンリーで使用するということに限っていうと、これは過剰な装備であると思います。保険としてギアの枚数は多くしておきたいという気持ちは分かりますが、あまり使用してないという方も多分いるはずです。特にフロントに関しては全く使用してないという人も中にはいるんじゃないでしょうか。
時には割りきった考えも必要です。実際問題ギア比さえ自分にあったものをチョイスすれば街中心部の坂くらいだったら1枚でもなんなく登れちゃえるのも事実。それに車体価格やメンテナンスのランニングコストも考えればシングルスピードも全然悪く無いと思いますよ。2台目の街乗りバイクをお探しの方はシングルスピードも候補に入れて検討すると幸せになれるかもしれません。

デメリットは一つ。変速できないこと。

そのまんまですが、やっぱり用途によっては変速機がないと辛いっていうシチュエーションもあります。特にロングライドや坂はつらいです。走れないことはないですけど、負担は大きいです。ヒルクライムだとロードの場合、いかに速く走るかが目標ですけど、シングルの場合は足をつかずに登りきれるかどうかが目標になったりします。タイムは二の次で気楽に走れたりするので、私は嫌いじゃないですけどね。

近いうちにおすすめのシングルスピードご紹介します。それではまた!

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